
美容クリニックの開業準備マニュアル|費用・必要なもの・手順を総まとめ

「自分の理想とする美容医療を患者様に提供したい」
そう決意して独立を考えたとき、最初に直面するのが美容クリニックの開業準備という大きな壁ではないでしょうか。
保険診療とは異なり自由診療が中心となる美容クリニック経営では、高度な医療スキルはもちろんのこと、経営者としての戦略的な準備が成功の鍵を握ります。しかし、いざ準備を始めようとしても多くの先生方が次のような疑問で立ち止まってしまいます。
「美容クリニックを開業するには、具体的にいつから動き出すべきか?」
「美容クリニックの開業資金や費用はトータルでいくら用意すれば安心か?」
「失敗しないために、美容クリニックの開業に必要なものをリスト化して知りたい」
本記事では、これから開業を目指すドクターや経営者の方に向けて、競合がひしめく美容医療業界で生き残るための“美容クリニックの開業準備”について徹底解説します。必須となる手順から具体的な資金計画、揃えるべき設備までを網羅しました。開業までのロードマップを明確にし理想のクリニックをつくるための第一歩を、この記事から踏み出しましょう。

この記事の監修者
株式会社TENSEN 代表取締役 渡邉 暁登
~点と点をつないで、確かな価値を。~
積水ハウス、IT企業を経て独立。
問い合わせ数が最大40倍、年間でも10倍という圧倒的な集客実績を誇る。
アフィリエイトで培った高度なSEO(検索対策)知識を活かし、美容クリニック等の中小企業・店舗ビジネスの集客に特化したWeb戦略を提供。
美容クリニックを開業するには?準備の流れとスケジュール

美容クリニックを開業するには、一般的にオープン予定日の約1年前、遅くとも10ヶ月前から動き出す必要があります。
自由診療主体のクリニックは保険診療のクリニックに比べて集患の準備や内装・ブランディングに時間を要するためです。ここでは時系列に沿って、準備の流れを解説します。
開業1年前|コンセプト設計と事業計画
最初に行うべきは、クリニックのコンセプト設計です。
- どのエリアで
- どのようなターゲット層(年齢、性別、悩み)に対して
- どのような美容医療を提供するのか
を明確にします。例えば「駅近で通いやすい脱毛メインのクリニック」なのか、「隠れ家的な立地で高単価なアンチエイジング治療を行うクリニック」なのかによって、この後の物件選びや資金計画が大きく変わるためです。
コンセプトが決まったら、それを実現するための事業計画書を作成します。金融機関からの融資を受けるためにも、収益の見込みや返済計画を含めた現実的な数字を落とし込む作業が不可欠です。
開業半年前|物件契約と内装・融資
開業の半年前までには物件を確定させ、賃貸借契約を結びます。美容クリニックにおける物件選びは経営の命運を分けるため、慎重なリサーチが必要です。物件が決まり次第、内装デザインの打ち合わせに入ります。
同時に、作成した事業計画書をもとに金融機関への融資申し込みを行います。内装工事や医療機器の購入には多額の費用がかかるため、資金調達の目処をこの時期に完全につけておく必要があります。
開業3ヶ月前〜直前|採用・研修・集患スタート
ハード面の準備が進んだらソフト面の準備に入ります。スタッフの募集と採用面接を行い、オープン前には十分な研修期間を設けます。特に美容クリニックでは、スタッフの接遇スキルが患者様の満足度に直結するため入念な教育が必要です。
また、Webサイト(ホームページ)の公開やSNSの運用開始など、集患のためのマーケティングもこの時期から本格化させます。オープン初日から予約が入る状態を作っておくことが、早期黒字化への第一歩です。
美容クリニックの開業資金と費用の目安

美容クリニックの開業準備において最も気になるのが資金面ではないでしょうか。
ここでは美容クリニックの開業資金や美容クリニックの開業費用としては一般的にどの程度の金額を見ておくべきか、その内訳と目安について解説します。
初期費用の内訳(物件取得費・内装工事費)
美容クリニックの開業資金は規模や立地にもよりますが、テナント開業の場合で5,000万円から8,000万円程度が目安と言われています。 その中で大きな割合を占めるのが物件取得費と内装工事費です。保証金や仲介手数料などの物件取得費に加え、美容クリニックの内装は清潔感と高級感が求められるため、坪単価が高くなる傾向にあります。患者様がリラックスできる空間づくりへの投資は、リピート率を高めるために削れない費用の一つです。
美容医療機器・設備の導入費用
次に大きなウェイトを占めるのが、医療機器の導入費用です。レーザー機器、脱毛機、導入機など、主力となるメニューに合わせて機器を選定します。1台あたり数百万円から一千万円を超える機器も珍しくないため、購入するかリース契約にするか、資金繰りに合わせた慎重な判断が求められます。
開業後の運転資金とキャッシュフロー
初期費用だけでなく、開業後の運転資金も十分に確保しておく必要があります。自由診療は認知されるまでに時間がかかることが多く、オープン直後から十分な収益が上がるとは限りません。家賃、人件費、そして広告宣伝費など、売り上げがなくても毎月出ていく固定費の半年分程度は手元資金として用意しておくと安心です。
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美容クリニックの開業に必要なものリスト

美容クリニック開業に必要なものを把握し、抜け漏れなく準備を進めることは、スムーズな運営開始に不可欠です。ここでは主要な設備や備品について解説します。
必須となる医療機器と医薬品・消耗品
診療メニューに基づいた医療機器はもちろんですが、施術に必要な医薬品や消耗品の確保も重要です。
医薬品…ボトックス、ヒアルロン酸製剤など
消耗品…ガーゼ、シリンジ、手袋など
これらは継続的に発注が必要となるため、信頼できる卸業者とのルートを開業前に確立しておきましょう。在庫管理のルール作りも同時に進めておくことを推奨します。
電子カルテ・予約システムなどのIT設備
現代の美容クリニック経営において、IT設備の導入は必須です。効率的な診療のための電子カルテに加え、患者様が24時間いつでもスマホから予約できるWeb予約システムの導入は集患において強力な武器となります。また、問診票のデジタル化やキャッシュレス決済への対応も、患者様の利便性を高めるために必要な要素です。
院内掲示物やパンフレット・診察券
院内のオペレーションを円滑にするためのツール類も準備します。施術の注意事項や同意書、メニュー表、料金表などの掲示物やパンフレットを作成しましょう。また、クリニックの顔となるロゴマークが入った診察券のデザインもブランディングの一環として重要です。最近ではアプリを診察券代わりにするクリニックも増えています。
成功する美容クリニックの物件選びと内装の準備

美容クリニックの成功は、物件と内装で8割が決まると言っても過言ではありません。ここでは集患と満足度を高めるためのポイントを解説します。
集患できる立地選定のポイント
立地選びでは、ターゲット層の行動範囲を意識することが大切です。例えば、仕事帰りのOLをターゲットにするなら駅近の好立地が有利ですが、高額な施術を行うプライバシー重視のクリニックであれば、あえて少し駅から離れた隠れ家的な場所が好まれる場合もあります。競合クリニックの分布状況も必ず確認し、需要と供給のバランスを見極めましょう。
ターゲット(患者層)に合わせた内装デザインと動線
内装デザインは、単におしゃれであれば良いわけではありません。患者様とスタッフの動線を分離し、プライバシーに配慮した設計が必要です。特に美容クリニックでは、施術後のメイク直しを行うパウダールームの充実度が患者満足度に大きく影響します。また、カウンセリングルームは防音性を高め、悩みや費用について安心して相談できる環境を整えることが契約率アップに繋がります。
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美容クリニック開業に必要な行政手続き・届出
美容クリニックをオープンするために必要な行政手続きも同時に進めていかねばなりません。開業に伴った手続きは、法律に基づいた適切なやり方が必要です。
保健所への開設届と実地検査対策
開業にあたっては、管轄の保健所へ「診療所開設届」を提出する必要があります。通常、開設後10日以内の届け出が原則ですが、美容クリニックの場合は内装工事完了後に保健所の実地検査を受けることが一般的です。構造設備基準を満たしているかチェックされるため、設計段階から保健所へ事前相談に行くことがトラブル防止の鉄則です。
厚生局への保険医療機関指定申請(保険診療併用の場合)
もし美容皮膚科などでニキビ治療などの保険診療も併せて行う場合は、厚生局への「保険医療機関指定申請」も必要となります。これを行わないと保険診療の請求ができません。自由診療のみの場合は不要ですが、将来的に保険診療を取り入れる可能性がある場合は、要件を確認しておきましょう。
万全の開業準備がクリニック経営の成功を決める

美容クリニックの開業準備は多岐にわたり、一つひとつの工程において戦略的な判断が求められます。「美容クリニック 開業 準備」というキーワードで検索された先生方は、その責任の重さを理解されているからこそ慎重になられて調べていることと思います。
開業するには、適切な時期からのスタートと、綿密な資金計画。そして必要なものを過不足なく揃える段取り力が欠かせません。一人ですべてを抱え込まず、専門のコンサルタントや税理士などのプロフェッショナルの力を借りることも、成功への近道です。
先生の理想とするクリニックが形となり、多くの患者様に美と自信を提供できる場所となるよう、まずは今日からできる準備の第一歩を踏み出してください。
とはいえ日常業務がある中での開業準備はなかなか大変だと察します。
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